トレントによる著作権侵害とは?BitTorrentの仕組みと、なぜ違法になるのかを分かりやすく解説
「トレント(BitTorrent)を使っただけで、なぜ著作権侵害になるのか?」
意見照会書や発信者情報開示請求が届き、初めて「トレント=違法なのでは?」と不安になる方は少なくありません。
このページでは、
- トレントとは何か
- なぜ著作権侵害になるのか
- よくある誤解
- 実際に問題になるケース
を、法律知識がない方にも分かるように解説します。
目次
トレント(BitTorrent)とは
トレント(BitTorrent)とは、インターネット上でファイルを共有するための通信技術の一つです。
一般的なダウンロードとは異なり、
- ファイルをダウンロードすると同時に
- 他の利用者にファイルの一部を送信(アップロード)する
という仕組みになっています。
この「同時にアップロードされる仕組み」が、著作権侵害の問題と深く関係しています。
なぜトレント利用が著作権侵害になるのか
著作権で保護された作品(映画・アニメ・ドラマ・音楽など)は、
著作権者の許可なく、
- 複製すること
- 公衆に送信すること
が禁止されています。
トレントを使ってこれらの作品を入手すると、
- ダウンロード(複製)
- アップロード(公衆送信)
の両方を行っていると評価される可能性があります。
特に問題視されるのが、「アップロード行為(送信可能化)」です。
「ダウンロードしただけ」でも違法?
よくある誤解として、
「自分はダウンロードしただけで、配っていない」
というものがあります。
しかし、トレントの仕組み上、利用した時点でアップロードが発生しているケースがほとんどです。
そのため、本人に配布の意識がなくても、著作権侵害と判断される可能性があります。
トレントはすべて違法なのか
結論から言うと、トレントそのものが違法というわけではありません。
- 著作権フリーのデータ
- 正規に配布が許可されているファイル
であれば、トレントを使っても問題はありません。
しかし実際には、
- 市販の映画
- アニメ・ドラマ
- 有料コンテンツ
などが無断で共有されていることが多く、それを利用した場合に著作権の問題となります。
また、著作権フリーであっても、作品そのものが法に触れるもの(児童ポルノやわいせつ物等)の場合にも問題となります。
トレントによる著作権侵害が発覚する仕組み
著作権者や調査会社は、
- トレントネットワークに参加
- アップロード元のIPアドレスを記録
することで、侵害行為を把握します。
そのIPアドレスをもとに、プロバイダへ発信者情報開示請求が行われます。
トレントによる著作権侵害の流れ
- トレント利用によるアップロードが確認される
- 著作権者がIPアドレスを特定
- プロバイダへ発信者情報開示請求
- 利用者に意見照会書が届く
- 示談交渉や請求が行われることがある
逮捕や刑事事件になることはある?
多くのケースでは、民事上の問題として示談で解決します。
著作権侵害は原則として親告罪であり、著作権者の告訴がなければ刑事事件にはなりません。
ただし、対応を誤るとトラブルが拡大する可能性はあります。
トレント問題で重要なのは初動対応
トレントによる著作権侵害は、
- 意見照会書への対応
- 発信者情報開示請求への姿勢
によって、結果が大きく変わります。
ネット情報だけで判断せず、早めに専門家へ相談することが重要です。
投稿者プロフィール

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法律事務所Lapin代表弁護士。東京弁護士会所属。
都内大手の法律事務所2か所で勤務し、法律事務所Lapin(ラパン)を開設。依頼者が相談しやすい弁護士であるよう心掛けており依頼者保護のために尽力している。
トレント問題の解決に精通しており、多数の解決実績がある。
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